栃木 ココ・ファーム・ワイナリー 2019 甲州F.O.S.
TSUDOI商品コード:1801004
F.O.S.とは、Fermented on Skins(果皮ごと醗酵)の略。日本の代表的な白ワイン用葡萄品種、甲州種を果皮や種と一緒に醗酵させました。
複雑なアロマ、繊細な渋み。グラスに注ぐと、刻々とその味わいを変えていきます。
歴史ある製法のオレンジ色のワインです。
■■香り・味わい■■
蜜柑や柿、黄桃に加え、ウーロン茶やシナモン、トーストや炭の香り。
味わいは、例年と比較すると軽やかな印象。しなやかな酸にフェノールからくる丸みと渋みが、奥深い旨味として感じられる。(※1)
■■おすすめ料理■■生ハムと柿、スモークサーモンとクリームチーズのマリネ、いぶりがっこ、里芋の煮付け、香箱蟹、鰻の白焼き、雲丹のクリームパスタ、鰆のグリエ トマトオリーブソース、タンドリーチキン、おでん、ブイヤベース(※1)
■■飲み頃温度■■
10度くらいから温度を上げて。渋味を感じる時は少し温度を上げるか時間をおいてお楽しみください。
■■TSUDOI店長のコメント■■
バナナのような甘い香りから少しリンゴのような香りが感じられ、さらにどこか懐かしさを感じる和風の要素があります。コクのある味わいで最後に程よい渋味があり全体に深みが増しています。
スタイル:辛口
ブドウ品種:甲州 100 %(山梨県甲州市勝沼秋玉園東夢農場、山梨県山梨市カノハタ畑、雨宮畑、山梨県甲州市塩山小川畑)
アルコール度数:11.7%
酸度:0.47g/100ml
残糖:0.1g/L
容量:750ml
【収穫】10月上旬以降収穫 手摘み
【発酵】3つの方法で野生酵母により醗酵させた。
1つ目は、葡萄を除梗し、ゆっくり醗酵させるために破砕はせずにタンクへ。果粒内でのマセラシオンカルボニックとアルコール醗酵が終わり十分に成分を抽出した後、プレス。
2つ目は葡萄を除梗破砕し、ステンレスタンク内で2~10日間スキンコンタクトし、プレス。その後、ステンレスタンクで醗酵。
3つ目は葡萄をプレスし、ステンレスタンクまたは甕で果汁を醗酵後、ブレンドした。
【育成】 醗酵終了後、約6割をステンレスタンク、約3割を樽、約1割をプラスチックタンクで8~9カ月熟成。
【生産本数】10,755本(750ml)
■■掲載■■
・2017VT
亜樹直(原作)、オキモト・シュウ(作画)(2020), 「神の雫 最終章 マリアージュ」21巻(講談社)
■■ワイナリーコメント■■
ココ・ファーム・ワイナリーでは2004年からつくりはじめました。
私たちは世界各地のワイン産地を訪れる旅の間に、茜色の滋味深いワインに巡り会うことができました。イタリアのフリウリ地方やフランスのジュラ地方、そしてジョージアの生産者がつくる渋く複雑でナチュラルな美味しさを持つオレンジ色のワイン。
適地適品種の葡萄を探すなかで、その土地に古くから栽培されてきた葡萄がその個性を思う存分に発揮しているワインの有りようは、私たちを元気づけてくれました。
その頃、日本固有の葡萄・甲州種から造られた白ワインは、そのほとんどが淡い色で、軽く飲みやすいワインでした。それゆえ葡萄自体も同じように淡い色でソフトな味だと思われがちでしたが実は甲州種の葡萄は渋味がありとても力強いのです。そんな甲州種の魅力を引き出したくて、2004年私たちは甲州種から可能な限り葡萄の香りと成分を抽出したワインを造りはじめました。
2004年以来、このF.O.S.は優れた契約栽培家との信頼関係をもとに、毎年(赤ワインのように)果皮や種を一緒に醗酵させ、試行錯誤を繰り返しながら造っています。
名誉なことに「2017甲州F.O.S.」は「モーニングNo.39」のマリアージュ~神の雫 最終章~(作:亜樹直 画:オキモト・シュウ)にも登場させていただきました。
この「2019甲州F.O.S.」も、深い色、広がりのある複雑なアロマ、ここちよい渋みを有しています。アンバーワインにも分類され、多彩なお料理と思わぬ相性を見せるこのワイン、どうぞのんびりお楽しみくださいますよう。(※1)
TSUDOI店員によるココ・ファーム・ワイナリー訪問録はこちら
https://bureau-avec-chaleur.amebaownd.com/posts/10746563
(※1)ココ・ファーム・ワイナリー 2019甲州F.O.S.ワイン・データシートより)
Koshu F.O.S. is a powerful, idiosyncratic wine made from Japan’s own Koshu grape variety. Fermented on skins like a red wine (hence “FOS”), this white wine isn’t really white at all. It displays a copper robe, an opening ‘comment’ to be followed by baked apple, spicy aromas of cinnamon, fig, and walnut. In the mouth this wine is robust, with plenty of fruit and spice, and soft tannin.
As an accompaniment to food this wine is most at home with similarly robust dishes, from chicken stew to tripe; it is also exceptional with strongly-flavored cheeses.
Wine name; Koshu Fermented On Skins
Producer; COCO FARM & WINERY
Region; Tochigi
Vineyard;Katsunuma, Yamanashi
Yamanashi, Yamanashi
Enzan, Yamanashi
Vintage; 2019
Color; Orange
Made with KOSHU 100%
Classification ; Still
Residual Sugar: 0.1g/L.
Domestic Shipment Only